─500年前
中央、西、北の大陸による連合国と南大陸が、世界制覇の座を争っていた。
南の高い技術により、連合国は戦力を失っていった。
しかし、連合国には切り札があった。
中央大陸には、天地を操る『聖術』というものを駆使する不思議な血族がいた
これを『聖族』という。
その聖族のなかに、力のある勇敢な若者がいた。
その若者は南へ向い、その地で自らの命と引き換えに大災害を起こさせた。
後にこれを『聖天地災害』と呼ぶ。
災害に襲われた南は戦力を失い、惨敗することとなる。
それから数百年、各国は順調に発展を続けていた。
時が経ち、『聖天地災害』は人々の間に伝説として伝わってゆく。
─現在
身を隠していたかつての南大陸の王族の末裔が、世界の再建を果たすべく立ち上がった。
南は、再び争いを始めるべく動き始める。
しかし、南の王は恐れていた。
先祖から語られた『聖天地災害』という悲劇を。
聖族という血族を
西大陸【サダルメリク】の首都、【シェリアク】に住む聖族リゲル・フェルカドは、普通に憧れる普通でない女の子。
生まれながら聖族として人々に貢献する定めを持っている彼女は、日々の束縛された暮らしに不満を抱えていた。
そんな中、聖族狩りと呼ばれる謎の連続失踪事件が起きる。
聖族狩りに遭遇したリゲルは間一髪で逃れる事が出来たが、これを切っ掛けに世界を揺るがす大事件へ発展してしまう。
そして隠されていた自分の正体や運命、世界の秘密を知ることになっていく。
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